CCUSを活用した工事が公共事業を中心に進んできています。
2022年5月13日付の日刊建設工業新聞に「敦賀港(鞠山北地区)防波堤(改良)築造工事の一般入札公告」の記事がありました。この工事はCCUS活用モデル工事です。
この工事の特記仕様書を確認しますと、
①技能者数のうち何%がCCUS登録技能者か ②事業者のうち何%がCCUS登録事業者か ③工事現場へ入場した技能者のうち何%がCCUSのカードリーダーへのタッチなどで工事現場への入場を記録したか を工事終了までに最低2回以上集計する。
受注者が、本工事期間中において、平均CCUS登録事業者率90%以上、平均登録技能者率80%以上、平均就業履歴蓄積率50%以上、をすべて達成した場合には、発注者は考査項目の「創意工夫」の「その他」において1点加点を行う。
また受注者が、目標基準をすべて達成し、かつ、平均登録技能者率90%以上を達成した場合には、発注者は考査項目の「創意工夫」の「その他」においてさらに1点加点を行う。
とありました。
となると、「元請会社はCCUS登録の下請会社を使いたくなる」でしょう。その中でもCCUS技能者が所属技能者の90%を超える下請会社に仕事を依頼したいとなります。
となると、一人親方や所属技能者数が数名の建設業には、ほぼ全員がCCUSに登録していることを求めることになると思います。
「国は、2023年度からは民間工事含め、CCUS活用へ完全移行を目指しており、来年度から公共工事はもちろん、多くの民間工事でもCCUS登録が工事現場入場の条件となると予想されます」。
また、できるだけ早くCCUS登録をし、「1日でも早く就労状況蓄積をスタートさせる」ことは、技能者の将来のキャリアアップにおいてもとても重要ではないでしょうか。
当事務所では2022年内においては特別価格で登録代行を引き受けております。
建設キャリアアップシステム(2022年 年内特別価格)
登録対象 | 報酬(税込) | 登録料※ | 合計 |
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事業者(一律) | 24,000円 | 6,000円~ | 30,000円 |
技能者(一律) | 12,000円 | 4,900円/人(詳細型) | 16,900円 |