先日実父の死去に伴い、父が残したエンディングノートの検認のために家庭裁判所に行ってきました。
当初は、「エンディングノートなど遺言書にならないだろう」と考え、遺産分割協議書にて相続手続を進めるつもりでいましたが、父の入っていた外資系の生命保険会社にエンディングノートの所在を話したところ、「検認を受けてください」と言われてしまい、検認を受けることになりました。
検認を行う家庭裁判所に電話で相談したところ、「エンディングノートの検認はあまりしたことがない。」と言われましたが、こちらも保険会社から保険金を受け取らなければいけない為、「検認をしてほしい」とお願いしました。必要書類を揃えて送付、検認日を家庭裁判所の事務官と調整し、検認の日に母と一緒に家庭裁判所へ行きました。
結果なんですが…
エンディングノートも遺言書として検認を受けることが出来ました。父が日付とともに遺産をどうしたいかについて書いた文章のページの裏側に検認書が割印とともに添付されて戻ってきました。
ただ、そのエンディングノートを遺言書として使用することに関しては、父の口座のあった金融機関(都市銀行及び地方銀行)側はどこも慣れていないようで、検認がされない場合用に事前に用意しておいた遺産分割協議書(+法定相続人全員分の印鑑証明書)も一緒に預かってくださる金融機関もありました。そうやろなぁと思いました。
あと、遺言書としてのエンディングノートのどの部分の複写を金融機関が取るか?ですが、これは金融機関毎に違っていました。最小限しかコピーを取らない金融機関から、全く関係のないページを含め、表表紙からすべてのページを複写する金融機関までありました。私としましても全てページを複写して保存してもらうのが二度手間を予防でき、いいのではないかと思いました。
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